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■ベトナム雑貨のお店を開こう


はじめに
 ベトナム雑貨と一口に言っても、様々な種類のGOODSがあります。もともと雑貨とは基本的にすべての商品を指して言う言葉なので、それも当たりまえではありますが、その中でも品質とデザインに優れたベトナムの代表的な工芸品を扱う店舗を開く、と言うことを目標に置いて、書き進んでゆこうと思います。

お店を開くためのステップとして、まず仕入先の確保から始まり、店舗の選定、資金繰り計画などの段取りが必要です。
しかしながら、経営学的な内容をここで書いてみても意味があまりありませんので、できる限り、ベトナム雑貨の紹介と、その調達方法、そして輸入からお店での販売に絞って、テンポよく読み進められるような読み物にしてゆこうと思っています。経営に関して知りたい場合は、その方面の参考図書やウェッブサイトを参照されることをお勧めいたします。




ベトナムの手工芸品
 ベトナムは、バッチャン陶磁器やシルク刺繍製品など有名な物から漆工芸品、エスニック民族の手工芸品など、様々な種類の工芸品の宝庫です。その一つ一つに歴史と伝統があります。

1)シルク手刺し刺繍製品:ハノイ、フエ、ダラットが主な産地として有名です特にハノイの刺繍は品質が高い。糸を一本ずつ自然染料で染色して絵画の刺繍をするのが特徴です。テーブルクロス、着物への刺繍、シルクのバッグなどが人気のある製品です。手刺しの刺繍と、機械刺繍の違いは糸の太さで分かります。

2)バッチャン陶磁器:ハノイ近郊のバチャン村で産出される伝統ある陶磁器。ベトナム国内や日本ではずいぶんと偽者が出回っている。本物のバッチャンと呼ばれるものは、バッチャン村で作られたものだけです。独特の表面にできる貫入と呼ばれるひびわれや、赤絵と呼ばれる絵付けの味わい深さ、色合いの品のよさなどが、偽者と本物ではまるで違います。偽者と本物とを見分ける目が必要な商品です。

3)漆工芸品:日本の漆工芸と同様の作業工程で漆を何度も塗り上げて完成してゆく、手間と時間のかかる工芸品です。貝殻でウルシの中に絵を入れてゆく螺鈿細工なども、大変に手が込んでいて、価値の高い工芸品です。ひとつの製品を完成するまでに、少なくとも3ヶ月はかかります。この工程を省いて、簡単に安く作られたものは、すぐにウルシにひび割れが入り、壊れてしまいます。商品を扱うにはある程度の知識が必要です。

4)アオザイ:ベトナム独特の民族衣装。本来は夏向けですが、ベロアなどの素材を使用して、秋冬向けにしたものも日本では出回っています。アオザイは基本的にオーダーメードで作られます。吊るしのものもありますが、ぴったりとしないアオザイはあまり見栄えの良いものではありません。同じ素材を使っても仕立ての良し悪しが大きく左右する商品です。良い仕立て屋さんを見つけなくては、わざわざ日本で高いお金を払って買う意味がなくなってしまいます。

5)エスニック雑貨:ベトナムには50以上の少数民族が暮らしています。エスニック民族の作る手織りの生地や、生活小物、木彫りの工芸品など、エスニック民族独特のものばかりです。現地の部落で直接買うと、ずいぶんと安く仕入れることができますが、それを日本で売るときにどれくらいの価値があるか、価値を見わける目が必要です。

 ざっと上にめぼしいものを書き出しましたが、それ以外にも例えば、ベトナム茶やベトナムコーヒー、ハス茶、ゴーヤ茶、などのお茶類や、民芸人形、婦人服、子供服、ベトナムサンダルからミュールなど、本当に沢山の種類の工芸品が、ベトナムにはあるのです。
 これから、それらの製品をベトナム現地で買い付けて、日本へ輸入し、日本で販売する方法について、考えてゆきましょう。
(つづく)






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