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![]() ■ 仕入れ先を探そう: 雑貨店で一番大切なものは、商品の仕入れ先です。なんと言っても商品がなければお店を開くことができません。ここではその仕入れ先をどうやって探したらよいかを考えてみましょう。 資本金がたっぷりとあり、人手もかけられる卸問屋であれば、ベトナム現地で時間をかけて雑貨の工場を探すことができますが、初めて雑貨店を開く場合には、注文ロットもあまり大きくありませんので、ベトナムの問屋を現地で探すか、日本で輸入をしている会社を探すのがベターな選択といえるでしょう。 ベトナムの問屋から仕入れる場合と日本の会社から仕入れる場合とそれぞれ長所短所があります。ベトナムの問屋を使う場合は、仕入れコストが大幅に抑えられます。その反面、輸入手続きや関税運賃などの手間と費用がかかります。また品質が悪い商品を平気で送ってよこすことがあるので、品質管理で始終頭を悩ますことになります。 ベトナムの問屋を利用する場合は、相手の問屋に対してしっかりと品質管理をさせることができる能力、輸入手続きができる能力などがひつようになります。それらをクリアーすれば、素敵なベトナム雑貨を安く仕入れることができるようになります。 また、日本の輸入会社を使う場合は、ベトナムへ商品を探しに行く手間とコストがはぶけ、日本で自分の納得の行く商品を目で見て仕入れることができます。良い商品を仕入れるには最良の方法といえるでしょう。しかしながら当然仕入れ値は割高になります。また、当然ですがその会社が扱っている商品だけしか仕入れることができないので、商品の選別の幅が狭くなります。同時に、競合店との商品のバッティングも多くなる危険性が増えます。 ![]() ベトナムの問屋の探し方: ある程度海外の会社との取引に自信がある人は、直接現地の会社を探して交渉をすることによって、日本では見ることができない現地ならではの商品を扱えたり、仕入れ値をぐんと安くすることにより、日本でのビジネスを有利に進めることができます。 現地に行く前に、東京や大阪などで開催されるギフトショー(年2回開催)などに出向いて東南アジアの会社の展示ブースを探してみることをお勧めします。ときどきベトナムの会社などが出展していたりするので、現地の情報を知るには大変役に立ちます。 実際にベトナムへ仕入れ先を探しに行く際には、少なくとも2〜3週間以上滞在の予定を組んで出かけるべきだと思います。とてもそんな時間は取れないと考える人がいるかもしれませんが、仕入れは小売業の利益の元。ここで手間ひまを惜しんではビジネスは失敗します。 現地で最初に手配するものは役に立つ能力のある通訳です。英語でも日本語でもよいですが、できるだけこちらの気持ちをくんでいろいろ考えながら仕事してくれる人にあたると最高です。その反対で、通訳はできるがこちらの気持ちに関係なしに通り一遍等のことしかしない人では仕事には使えません。すぐに新しい人に変えてください。 通訳が決まれば、次に問屋探しが始まります。ベトナムでは普通商品の仕入れ先や工場や問屋のことは誰も教えてくれません。したがって、自分でこつこつと探さなくてはなりません。このとき役に立つのが通訳さんの能力です。初めにベトナムのイエローページを持ってきて、通訳さんに頼んで、雑貨問屋さんを見つけてもらい(もちろん衣服や小物、陶磁器など業種別に探します)、アポイントをとります。上手くアポイントをとれるかどうかは通訳さんの能力次第。 ここから、ベトナムの会社めぐりが始まります。めぐる会社の多い日は車を運転手つきでチャーターしてください。それほどのコストはかかりません。そうでない日はタクシーで移動します。車で移動中も目を皿のようにしてとおりを眺めて、雑貨問屋さんらしき場所を見つけたらどんどん車をとめて、飛び込んで話をしましょう。 ベトナムの問屋さんで交渉をはじめる前に、まず@デザインのよしあしA細かな品質を確かめるB会社の主人または交渉している人の人柄、これらを確かめてください。ひとつでも気に入らなければ、交渉をはじめる前に、担当者とデザインや品質についてこちらの思っている意見を話して相手の意見を聞いてみてください。人柄については、あかんと思ったらそれ以上話はしないことです。遠くはなれた日本と商売をするのですから、信頼できない人とは商売をしてはいけません。 いくつか会社を回っているうちに、初めは少量でも取引をはじめましょうという所ができてくると思います。その場合に一番注意しなければいけないことは品質です。注文する商品が出来上がるまで現地に居ることができるならば、仕上がりを確認してから、日本へ輸出するのがベターです。出来上がりをあちらがわに任せて帰国して、日本で商品を確認する場合は、品質について、こまかな所まで打ち合わせをして、それを通訳さんに紙に書いて相手に渡して確認するくらいの手間が必要です。支払いや船賃などの条件は、相手側の条件を良く聞いて細かく打ち合わせてください。 船便の到着には様々な条件によりますがおよそサイゴン港から日本の横浜港まで約2週間程度(サイゴン〜横浜に1週間船積み待ちや荷卸で1週間くらい)みておく感じでしょうか。通関の知識のある人であれば、自分で通関して保税倉庫で引き取ることができます。量が少ない時やサンプルの輸送の場合は郵便をつかっても便利ですが、時間がどれくらいかかるか読めません。(注意:食器などは検疫検査などがあるので気をつけましょう) 本格的に取引を開始したら、できる限り(余裕があればですが)ベトナムに年の3分の2くらい滞在する位のベトナムの仕入れ担当者をつくることをお勧めします。ベトナム側の会社への取引の安心感と、品質管理、商品の開発や発見にとってとても大切な担当者になること間違いないはずです。 少量の仕入れの場合、ベトナムの小売店舗や市場で商品を探して仕入れる方法もあります。目にした商品の品質の良し悪しと、それを日本でいくらで販売できるかを見る眼力があれば、ベトナム各地のお店を廻って気に入った商品を買い付けて日本へ輸入することは割と簡単なことです。この仕入れ方法は誰でもできることのように思われるかもしれませんが、買い付けた商品は一回きりの仕入れで、その商品が売り切れても補充の手段はありません。この点が利益をだしづらくするポイントです。あくまでも、少量の買い付けで、ある程度高額で売れる面白いデザインの商品の仕入れだと考えてください。 ホーチミン市では、中心部にあるベンタイン市場は雑貨の数量も品種も豊富にありますので、目でチェックするには一番のお勧めです。ただし品質が悪いので、仕入れるのは目が肥えてからにしましょう。交渉で値段を安くすることも忘れずに。また、ドンコイ通りやREXホテル周辺には多数の雑貨店が立ち並んでいます。海外へ輸出している店も多数ありますので、店頭で気にいたお店があれば、どんどん交渉してみましょう。 日本の問屋の探し方: 日本は地元ですからベトナムで探すよりも探しやすいと思いますが、良い商品を取り扱っている会社を見つけるのは結構大変なことだと思います。小さな所ではあまり品質やデザインを気にしないで輸入したりしているところもあるようですから。雑誌やインターネットで良く見えても、実際にはそれほどでも、なんてこともありますので、やっぱり最後には自分の目で見て決めるべきだと思います。 日本の問屋さんの場合は、上代価格や仕入れ値がしっかりと決まっていたり、支払い方法や返品の有無なども分かりやすくなっている場合が多いので、あとは売れ筋商品を良い条件で仕入れることに専念しましょう。販売価格が多少割り高であっても、売れ筋商品を多数発見できれば、お店は繁盛するものです。 そのために、どのような商品が良く売れるのか(季節にも留意して)、様々な雑貨やさんを廻って研究することも仕入れには大切なことです。 商品の仕入れは、お店にとって命です。一番大切なことですから、しっかりと研究して、良い商品(ここで言う良い商品とは、良く売れる商品という意味です。かわいいデザインということばかりではありません)を良い条件で仕入れることのできる、プロのバイヤー目指してがんばりましょう。 (つづく)
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