![]()
![]() お店をはじめると、毎日帳簿をつけるようになります。基本的な帳簿は、売上帳と仕入帳、そして出納帳です。最近ではパソコンでできるソフトも売られているので、誰でも簡単にできるようになってきました。 ここでは、雑貨店の利益の出し方と、お金の流れと決算の方法について、ごくごく簡単にわかりやすく説明したいと思います。 帳簿をつけるようになると、年に一度か二度は貸借対照表(バランスシート(ここではBSと表記)と損益計算書(プロフィットロス(ここではPLと表記)というものをつけることになります。BSとは、お店(または会社の)資産と負債の具合がどうなっているのかを知る表です。そしてPLとは一定期間の(主に半年か一年の)利益の具合を知る表です。 ここで、利益を計算するためのPLがどのように計算表示されているかを見てみましょう。 一番上に売上が表示され、その下に仕入金額が書かれ、売上から仕入金額を引いた数字が粗利益として計算されます。粗利益とは、商品を売った値段でいくら儲けたかを知る数字です。例えば50円で仕入れた商品を100円で売れば50円の粗利益が出たことになります。 しかし、粗利益だけではお店は運営してゆくことはできません。PLを見ると粗利益の下に店舗家賃や水道光熱費、通信費、店舗消耗品費、広告宣伝費、人件費など様々な項目が並びます。これらを経費と呼びます。詳しく説明すると経費の中には、固定家賃や人件費など売上に関係無くかかる固定経費と、宣伝費や売上歩合家賃(ショッピングセンターのテナントなどで使われる家賃)、店舗消耗品費など売上が大きくなるとそれにつれて上昇する変動経費の二つにわかれます。 粗利益からこれらの経費の項目すべてを引くと経常利益になります。この経常利益がプラスになってはじめてお店に利益が出ていることになります。 それではここで簡単に、家賃20万円のお店で利益がでる状態にするにはどうしたよいのかを計算で考えて見ましょう。 まずはじめに商品の粗利益を考えましょう。自分のお店で仕入れる商品はいくらで仕入れていくらで売るのかを決めなくてはなりません。例えば1000円で売るTシャツはいくらで仕入れますか。また4000円のワンピースは・・・。 ここでは例としてざっと平均して50%の利益率として、最後の売りきりセールで割引して売ることを考えると安全を見越して粗利益立を40%としましょうか。 家賃は20万円です。人件費はいくらでしょうか。例えばオーナーのあなたは30万円、アルバイトを二人雇ってざっと二人で25万円。これに、水道光熱費や店舗経費、通信費などの経費を9万円とすると、経費を合計すると84万円毎月かかることになります。 →損益分岐点の計算 ここで経費84万円割る粗利益率40%という計算をします。答えは210万円になります。この210万円が毎月の損益分岐点と呼ばれる売上高になります。つまりこの損益分岐点である210万円を超えると利益が出て、下回ると損失が出るということです。もっと詳しく計算すると、固定費と変動費も入れた計算方法がありますが、ここではとりあえず省略します。 売上: 210万円 仕入金額: 126万円 経費: 84万円 ----------------- 利益: ±0円 →損益分岐点 損益分岐点は大変重要な数字ですので、自分のお店の数字はしっかり覚えるようにしましょう。 さていつもいつも物事は計算通りには行きません。売上210万円はちょっと届きそうに無いなあなんていうことも出てくるかもしれません。そんな場合は、経費の見なおしをしてみましょう。アルバイトを一人にするとか、店舗経費を下げるとかすることによって、損益分岐店を下げることができます。 逆に粗利益を見なおすこともあるかもしれません。平均40%を45%にするだけで損益分岐点は187万円にまで下げることができます。しかし、粗利益をあげると売上も下がる傾向がありますので、そのことを十分考慮して計算しましょう。 粗利益率を変えるには、値入を変えて定価を高くすることを考えるかもしれませんが、この方法は一番悪い方法です。まずはじめは仕入価格を抑える方法を考えます。次に、値引きして処分する商品をできる限り少なくすることでも粗利益率をあげることができます。これらのことができるようになったときには、かなり熟練した店舗オーナーと呼べると思います。 利益を上げる方法として、逆に広告宣伝の経費を増やして売上を伸ばす方法もあります。広告宣伝を上手に使って集客を行い、売上を伸ばすということです。路面店の雑貨店では新聞折込などが一般的です。一社でチラシ一枚出すのでは予算がないという場合には、数社がまとまって広告を出すスタイルのチラシを広告代理店などで取り扱っています。 さらに予算が無い場合は、印刷工場でチラシを刷って、自分でポスティングする方法などもあります。 オーナーの知恵と工夫で様々な利益確保のアイデアを出して実行してみましょう。利益が充分出る頃には、きっと一人前の雑貨店オーナーになっているはずです。 (つづく)
Copyright (C) Lei Trading & Co., Ltd. all right reserved. since2003 当サイトの内容について、私的使用又は引用等著作権法上認められた行為を除き、無断で転載等を行うことはできません。 |